DXによる新しい時代へのシフトが始まっています。今までITSS、UISS、CCSF、iCDと続けてきたスキル標準の活用についても、大きく見直すべきタイミングに来ました。
単体のスキル標準の活用から総合力でのDX対応へ
5年間にわたるIPAのiCD推進プロジェクトも終わったタイミングで、DXによる変革の波が大きく台頭してきました。経済産業省、IPAはそれを見越してITSS+の策定を進め、遅れを取らぬよう新版を順次リリースしています。
先を見ている方はお分かりだと思いますが、ITSSやiCDを使って現状を見える化し、そこから育成計画などを立てていくという従来のやり方だけでは、成り立たなくなってきています。
昨年12月のスキル標準ユーザーズカンファレンスでも、IoT・AI・ビッグデータなどDX技術やそれをカバーするITSS+に大きくフォーカスしました。基調講演の経産省の守谷統括課長補佐、および特別講演の夏野剛の両氏も、今後の変革に視点を当てたお話をされたのが印象的でした。
iCD と ITSS+ をどう使うか
iCDは企業活動をITの視点でタスク・スキルに構造化したコンテンツ群です。使い方も提供していますので、その手法に沿って自社向けに構築する必要があります。
一方のITSS+は、iCDのタスクディクショナリに専門領域を設け、必要なコンテンツが定義されています。ただし、iCDは必要なタスクを取り出して自社(もしくは組織)全体の構造を組み立てた後に役割分担しますが、TSS+は使い方が全く異なります。
言い方を変えると、DXに対応した人材育成の仕組みを構築するには、今までのiCDとその活用法だけではだめだということになります。
次回よりこの辺りを詳しく解説していきます。ご期待ください。
公開日:
2022.03.11