コラム

第254話

DX と スキル標準

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DX と スキル標準

AI、IoT、データサイエンスなどのデジタルトランスフォーメーション(DX)の技術によるビジネスの変革が本格的に進んでいます。その中でDXに向けた人材をどう育てるか、また一方で既存ビジネスの安定した運用と改善を継続するための人材をどのように用意するか、そしてその両方をいかに具体的に解決していくかが喫緊の課題となっています。

DX についての考え方

周知のとおり、DXは今後の変革を進める上での重要な策であることは間違いありせんが、一方でビジネスの大半を占める現状の仕組み、資産などについての対応が中途半端になることは許されません。

また、DXを進める上で短期のゴールはあっても、目まぐるしく変化する環境を考えると、目指すべき将来像を明確にすることは難しいと言わざるを得ません。試行錯誤を繰り返しながら進め、その中で様々な検証を経て、作り出していくものであると考えます。

DXについて推進する形態は次の2通りと考えられます。

  • デジタル技術、データを活用して従来の事業や業務を大きく変革
    これは事業エリアの変更や新規事業ではありません。

  • DX技術を使いデータを収集/分析して、新たな適用分野、新規事業を推進
    これはターゲット顧客、収益源、提供経路の変革です。

DX を進めるための変革

DXを進める上で変革するべきことは次のように考えられます。

  • 役割・体制・プロセスについてユーザ企業のオーナーシップは、情報システム部門から事業部門へ

  • 価値基準は、品質・安定からスピードへ

  • 開発手法は、ウオーターフォールからアジャイル、DevOpsへ

  • 主要技術は、IoT、データサイエンス、AI

  • 開発主体は、ベンダ活用から内製、パートナリング、同業種・異業種との協業へ

DX を進めるためのスキル標準

一般的には企画系など、戦略的な仕組みづくりにDX技術を適用することが考えられますが、どの分野にどのように取り掛かるかは、経営戦略として明らかにしていくべきことです。

その中でDXにしても現状の維持・改善を進めることにしても、主体となるのは人材です。先に述べたとおり、その人材をどのように育成・維持・獲得するかが最重要課題といえます。

付け加えると、DXを推進する上ではこれまでのITSSの使い方のように、決められた一定の枠にはめて検討することはあまり意味をなしません。既存の役割の横にDX系の役割を並べることもお薦めできません。DX系の役割は短いサイクルで見直す必要がありますし、キャリアパスも従来と異なるからです。また、どのレベルに何名存在するか、現在の上のレベルを目指すための差分のスキルを明らかにする、などといった従来の考え方だけでは到底不十分です。

経営戦略や事業計画を基にした To Be があって初めて As Is の可視化によりギャップが明らかになります。さらに短期のゴールしか見えません。DX推進に関しては、試行錯誤ができるように組み替えることを前提とした仕組みづくりが求めらます。

公開日:

2022.06.30

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