ITSSの既存ユーザーが、ITSSの凍結、およびスキル標準のiCDへの一本化により、移行方法や改善方法に苦慮している状況が見受けられます。また、環境の変化でITSS自体も企業には合わなくなってきており、改善を余儀なくされている現状もあります。
今回は、この決定的ソリューションについてお話しします。
ITSSは過去の遺産か

ITSSは、環境の変化などで使いづらくなってきており、次のような理由で改善を余儀なくされている現状があります。
セキュリティ観点が弱い
システムインテグレーションの流れによるシステム開発から、アジャイルやクラウドソリューションに変わってきている
スペシャリストも必要だが、それ以上にマルチスキルの人材が必要になっている
IoTやデータサイエンスに対応していない
ITサービス提供側の考えしかないが、いまや活用側との垣根がなくなりつつある
一言でいうと、「現状のITSSでは古い」ということです。
では、職種を追加すればいいかというと、そんなに単純なものではありません。すぐにその方向の考えになる方は、現場経験が浅いということになります。現状使えればいいということではなくて、将来のことも考えたものにしないと意味がありません。
ITSSは優れた考えのツールなのですが、時計が止まった状態となっており、iCDが台頭してきた状況の中で、完全に取り残された状態になっています。
しかしながら、ITSSを信じ、気に入ってっ使ってきた多くの企業があることも事実です。ITSSを推奨しておきながら、iCDに勝手に移行して改訂もしないのはどういうことだ、という厳しい発言も耳にします。
企業活用はタスクの観点から入るべき。というiCDのキャッチフレーズもITSSを使っている側からは響かないかもしれません。
しかしながら、もともとiCDもITSS、UISS、ETSSの流れからできたもので、まったく異なるものではありません。10年以上のスキル標準活用の実績から自然に確立されたものであり、あらたにiCDに向き合った方々からは、納得の言葉しか聞こえません。
今後のことを考えると、単に拒否するだけでなく、状況を理解しiCDを理解することは最低限必要なことです。そうでないと時流に乗り遅れてしまいます。その上で、今活用しているITSSをどうするかを考えていくことが重要です。
ITSSテンプレート
この問題解決のためITSSテンプレートをご用意し提供する予定です。
先ほど、考え方を理解した上で、と書いたのは、今後変わっていく環境にも耐えるものとして位置付けていく必要があるからです。
提供物は次の通り予定しており、現在開発中です。
考え方、手順のドキュメント
役割定義(フレームワーク、レベル条件など)
役割×タスク
タスク×スキル・知識
これらは、12月8日スキル標準ユーザーズ・カンファレンス当日に配布する申請書を受け付けた方のみ先行して入手可能となる予定です。
ITSSテンプレートを使うと、iCDを使って組み立てられたITSSの職種・専門分野を活用することが可能です。つまり、社員の方は今まで通り何も変わらずに使え、環境変化などで職種の変更・追加が容易にできることになります。
これで、表面はITSSでバックにiCDがいるという理想形が出来上がり、将来の不安も軽くなります。
是非、ご期待ください。
公開日:
2022.03.11