SFIAは日本より2年先行していますが、未だに認定や調達の話しは上がっていないといいます。この間地道に企業における技術者のジョブアサイン、適正配置を目的とした人材育成に、力を入れてきたのです。
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SFIA導入企業 |
2004年12月にITSSユーザー協会のカンファレスが開催されました。 イギリスのSFIA(Skills Framework for the Information Age)財団を実質切り盛りしているロン・マクラーレン氏を招聘し、基調講演をしていただきました。私は彼と4日間もの間、新聞・雑誌などの取材、Meeting、また観光?でご一緒し、これまで何をされてきたか、これからどうしようと考えておられるか、我々とのCo-workなどさまざまなお話しをしました。
SFIAは、現在40社の全社導入企業と、100社以上の部分的導入企業を持っています。 ユーザー企業が多い内容です。 (Prudential、Nation Wide、AXA/Knowledge Union、etc) 以下の特徴があります。 ・管理されている人数は多いが、役割がシンプルな企業が主体。 ・多くの人が決定に加わらない、人事が強い傾向。 ・大手IT企業は既に自前の仕組みを持っているので、参考にする程度。
今後は、仕組みも体制も持たない中小企業への導入を中心に、進めて行かれるということでした。 |
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SFIAの考え方 |
SFIA Frameworkは、IT-Industryの骨格としての位置づけであり、そのままの導入は殆どありません。これは「ITスキル標準」と同様の考えですが、「骨格」というのは、かなり分かり易い表現です。 SFIAに肉付けしたものを以下のような形で、テンプレートとしてコンサルティング付きで販売しています。 ・BCS SFIA plus/BCSが持っていた内容を、SFIA Frameworkに入れ込んで販売。 ・e-skills UK NOS(Nation Occupational Standard)+Industry定義を、SFIA Frameworkに入れ込んで販売。 また、別にEnd User Frameworkも作成。 |
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SFIA認定コンサルタント |
SFIAに500名以上の認定コンサルタントが登録されています。 導入企業のジョブアサイン、配置計画などの人材戦略を支援することが目的です。 Function分析から入り、SFIA Frameworkから選択して対象企業に必要なSkill定義で構成された専用Frameworkを作り出すことをしています。 INFOBASISのスキルズ・インベントリ・ツールが唯一の認定Toolであり、導入には殆どこのツールを利用しています。ロイヤリティがSFIA Foundationに入ることになっています。
以下の手順でコンサルタントが、SFIA財団により認定・登録されます。 ・申請 申請書、経歴書、申請料100ポンド(約2万円) ・審査 IT業界での知識・経験、ビジネス経験、スキルに関する知識、コンサルティングの経験 ・インタビュー 上記の裏づけ ・トレーニング 1日間。インタビューまでを合格した人が受講し、受講後認定・登録される。 受講料400ポンド(約8万円)で、実施は委託している。 |
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登録:2011-01-30 15:31:30
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