経済産業省の産業構造審議会・人材育成ワーキングでも、融合人材について議論がされました。また、現在進行中の内閣官房の議論でも、次世代のIT人材が注目されています。深堀りの3回目です。
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プロデューサの人材像概要 |
同じプロデューサという呼び名でも、TVや映画のそれとは異なります。 また、 一般的にコンサルタントは超上流のみで、具体化については次の体制に引き継ぐ場合が多いですが、プロデューサは、独自視点でアイデアを可視化し、経営層に提案するだけでなく、コストや体制面でもコントロールし、システム構築、運用まで広範囲で目を配ることになります。
ここで、プロデューサの人材像概要について列記してみます。
・ユーザーの新たなビジネスモデルの策定、システム化構想の立案、実現方式の検討、 システム化計画立案の支援
・ITの基本から最新環境までを幅広く理解し、ITを効果的に利活用し、企業価値、 商品価値向上を図り、経営・事業視点からユーザーにとって最も効果的なアイデアを 具体化
・市場環境や最新の技術動向、業界動向を踏まえ、ITの特性を理解し行政や製造、 サービスなどの業務の本質を理解し、業務とITを結びつける
・ITの特性を理解して業務の企画・運営などを遂行するのに必要な、ITの基礎的な ストラテジー、マネジメント、テクノロジー分野のスキル、能力を併せ持つ
・システムの設計・開発・運用に対しても、予算実績、人的資源、全体評価の面に おいて目を配る |
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高度IT人材における対象領域構成 |
次に経産省・公表の高度IT人材における対象領域の構成について紹介します。 この図は、産業構造審議会・人材育成WGの報告書で使われたものです。筆者の感覚で言いますと、点線で囲った部分がプロデューサの領域と考えられます。
次回はプロデューサが持つべき能力・知識について、さらに掘り下げていきます。
〜その4につづく |
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登録:2014-05-13 18:34:06
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